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# 海と作る街づくり

ヒトという生き物は集団で暮らすことが好きだよね。親族が集まって社会を作り、何世代にもわたって定住する。じゃあいったい、どんなところにそういった「集団生活の場」が作られているのかな? 地球には山もあれば谷にもあり、寒いところ、暑いところ、森もあれば砂漠もある。ひとつの場所を選んで定住する集団もいれば、遊牧を常とする集団もいる。といった具合に、住む場所として選ぶ地形や環境はいろいろあるけれど、中でもいつも人気なのが「海のそば」なんだ。
海のそばというのは、ヒトが集団で暮らすにはとても便利な環境なんだね。なんといってもまず食料が豊富。海には魚や貝や海藻など、食べられるものがたくさんある。日本というのは周囲すべてを海に囲まれた島国だから、あらゆるところに「海のそば」があるし、船を作って操ることができれば、自分たちが食べる分の漁をするだけでなく、遠く離れた場所をつないでお互いにほしいものを運び合うこと(交易)もできるよ。

  • 航路と港町

    異なる大陸はもちろん、同じ大陸間でも、お互いがすごく離れていたり、地形が複雑で陸路では行ったり来たりできないような場所でも、海を「道」として使うことができれば世界中とつながることができるね。今みたいに鉄道が整備されてなかったり、飛行機が飛んでいなかった時代は、遠くまでヒトやものをたくさん運ぶには海の上を船で運ぶしかなかったんだ。その船が通る道を「航路」と言い、見知らぬ土地へや、速くて安全な航路の発見に日本はもちろん、ヨーロッパの各国が夢中になった時代もあった。一見、地図の上では簡単に思えても、世界各地の海は場所と季節によって気候や海流が異なり、航路の開拓というのは非常に危険を伴う冒険的行為だったんだよ。

     

    今のみんなの暮らしに欠かせない石油や石炭といった化石燃料や、食品や工業製品などの荷を運ぶ大きな「貨物船」が利用する「工業港」や「商港」、また海産物を扱う「漁船」が利用する「漁港」など、船や港は運ぶものによって種類もいろいろ。

     

    港ではそんな船たちの安全な出入りを助けたり、運ばれる荷物を管理したり、船員たちに食事を提供したりするような仕事が生まれていって、特に漁港がある港町には、海産物を売る市場や、加工工場など、漁業に携わるヒトの暮らしが古くから営まれてきたんだよ。

  • 船だって休みたい

    船は海に浮かべてヒトや荷物を運ぶための工夫がたくさん詰まっているけれど、使っているうちにだんだん傷んで壊れてしまう。海はそうして役目を終えた船もたくさん見てきた。ヒトは、船に自分の命を預けたり、大切な荷物を運んだりするわけだから、なるべく長く使えるように、定期的に休ませたり手入れをしたりするための場所も必要なんだね。ヒトも船も(もちろん海だって)休憩が必要なんだ。京都の伊根町には「舟屋」という、ヒトと船が一緒に住むかわいらしい家屋も残っているよ。

  • 海の町と観光

    海の町には観光地として人気のところもたくさんあるよね。海の近くでヒトが暮らしてきた長い歴史、雄大な海岸線や水平線に浮かぶ島々や彫刻のような岩、また海の上から眺めた美しい町の夜景、それに港町ならではの新鮮な魚介類を使った料理など、みんなは何を目的に訪れたいと思う? そうした観光地には国内外からたくさんの観光客が訪れて、町のヒトはどうしたらもっとお客さんが楽しめるかについて、いつも考えているんだよ。

  • 参考文献

    司馬遼太郎『菜の花の沖』

    山下清『日本ぶらり』

    3710Lab 『佐渡に暮らす私は』

    伊根町観光協会

    https://www.ine-kankou.jp/

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