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海の仕組み
「地球」を頭に思い浮かべるとき、何色のイメージがあるかしら? 青!という意見が多いかもしれないわね。なぜなら、地球の表面積のうち71%は海が覆っているから。
じゃあどうして海は青いのか? どうして水はしょっぱいのか? どうして波はずっと止まらないのか? 一番深いところはどれくらいなのか? 海の仕組みについて、不思議だなと思うことってたくさんあるわよね。教えてあげたいことはたくさんあるけど、ひとまず抑えておきたいのは、海は地球上のあらゆる生命のみなもとであるということ。物質やエネルギーを運ぶだけでなく、そこに成り立つ生態系も育んでいるの。
2024.01.01
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月と太陽と海
宇宙って、本当に不思議なところだから、なんだか考えていると頭がクラクラしてこない? でも、宇宙にあるすべてのものってバランスを保ってつながり合っているんだよ。宇宙と海も深いつながりがあるんだ。そんなこと想像してみたことある?
海は、太陽や月とも深く関係しているよ。太陽の光が海にさすことで、波や海の流れが造られている。月がもつ引力という力が、潮の満ち引きにも関係しているんだ。人間に関わりのあるところでいうと、海の下にあるプレートと火山が関係していることで、地震が発生する。
この世界のいろんなものは、直接は見えなくても、何かで深くつながっているんだね。君と海のつながりは何だろうね?
2024.01.01
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伝え繋いできた海
君は海に、なにか特別な力があると感じたことはある?
海は、悪いものを清めてくれるという考えや、海には神さまが宿っていると考えもある。そういうものは、人間が伝えつないできたものなんだよ。
これは日本に限ったことではない。世界には海に関係する物語がたくさんあるからね。きっとこうやって伝えついできた海があったから、「海」を特別に扱おうとする心が受け継がれている人々がいるんだね。
2024.01.01
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海での出来事
はじめて海を渡った人は、どんな気持ちだったんだろう? 何があるのかを知らないまま船を漕いで進んでいくには、かなりの勇気が必要だったかもしれないね。
日本人の祖先が、いつ、どのように日本に辿り着いたのかは知っているかな? 日本に人類の遺跡が登場しているのは、約3万8000年前。日本列島に初めてやってきた人類は、ホモ・サピエンスだと考えられているよ。船を使って渡ってくるのには、きっと何度も失敗を繰り返しながらのことだったんだろうな。
人類の海洋進出については色々な説があるから、よーく調べてみよう。
2024.01.01
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海で描く
みんなは「海」にまつわるお話、何か知っているかな? 実はヒトが考えた海の物語ってすごくたくさんあるんだ。神様が登場して、自然の法則や信仰心の大切さを説くような神話や伝説、クジラやタコなどの個性豊かな海のいきものが活躍するおとぎ話や昔ばなし。また北から南まで世界中の海のそばにある伝統的な暮らしを伝える民話や、海底に眠っている宝探しや、無人島でのサバイバルを描いた冒険海洋小説まで。それに物語以外にも、起きてしまった海難を忘れてしまわないように、繰り返さないようにと、後世に残された記録や資料まで、海にはたくさんの物語があるんだよ。
2024.01.01
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海で作る
ヒトは海という素材から、いろいろなものを作るよね。海水や砂、砂利や小石、貝殻や流木など、直接手でさわって扱えて、遊びの中から何かを作り出すこともあれば、海水の流れや浮力や水温、海上の波や風といった性質を使って、生活に必要な食べ物や建物やエネルギーを作ることもある。それに海の風景そのものや、匂いや音などは、ヒトの五感を刺激する芸術的な素材にもなりそう。「海」という素材でものづくり。みんなだったら、海のどんなものを使って、何を作る?
2024.01.01
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海を表現する
人間は、海の表面が揺れているのを観たり、揺れて浜辺に打ち当たる音が好きらしい。なんでも、リラックス効果があるっていう話。海をイメージした音楽まで作っちゃう。家に帰ってまで海の絵を描いたり、作曲するなんて、よほど海が気になるんだね。でも、本当に私のこと好きなのかしら? 心の目で海を見つめたら、どんな傑作ができるのかしらね……。
昔から海は人々の心を動かし、アート活動へと駆り立てた。一体何人の人間が海の絵を描いてきたのだろう。そして、何人の人が海の音楽を奏でてきたのだろう。もし君なら、「海」の何を表現する? 青い海、海の生物や船、波打ち際、砂浜、水平線……いろんなものが浮かんできたよね。そこには誰がいるかな? 友達? 家族? ペットのワンちゃん?
ひとりで浜辺を歩いてみてほしい。君は海を前にどこにいて、何をみていた? それぞれが持つ視点をもとに、海は芸術や音楽などとして表現されてきたことを想像してみよう。
2024.01.01
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海と共に作ってきた文化
文化にはいろいろなものがあるけど、海も人間にとって深い関わりがある文化のひとつよ。たとえば、海の食文化。刺身や寿司などの魚料理は日本人にとって欠かせないものよね。それから、たくさんある漁業の方法も海の文化といえる。実はたくさんの漁法によってスーパーにお魚が並んでいるの。その中には、海に潜る女性たち“海女”の文化もあるわ。海と人の交わりが今の時代に守り伝えられてきたものについて知ることは、これから海と人がどのように生きていくかのヒントになると思うのよね。
2024.01.01
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海を楽しむ
私はたくさんの関わりを持っているよ。例えば、マグロ、木、クジラ、人間、鳥。その中でもどうやら人間は「カルチャー」と呼ばれるものを楽しんでいるらしいんだ。人間って、勝手にゴミを流してきたかと思えば、私が荒立てて波を立てると怖がったりするのに、海を“楽しもう”とする姿勢もあるからおもしろいなあ。だけど人間は感情表現も豊かな生き物だから、漫画・音楽・映画などたくさんのカルチャーがあることで、私につながりを求め、想像力を膨らませ、生き物に感情移入し、さらには私を大切にしようとする気持ちを育んでいる。
私からすると人間は地球上にいるちっぽけなひとつの生き物にすぎないけど、人間がカルチャーによって私への想いを育て、知ろうとするきっかけになるなら、大いにカルチャーに触れてほしい。だって私は人間にとって、きっと楽しいものなんだから。
2024.01.01
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海とたわむれる
海や川で遊ぶと「不思議だな」と思うことがたくさんあるよね。自らその「不思議だな」をたくさん増やすことで、知的探求が生まれて知識がどんどん増えていくんだよ。自然の中でいろいろな体験をすると、君は“遊びの発明家”になることができる。
海に入るのが苦手だとしても、砂浜で家を作ってみたり、どこまでも続く地平線を眺めてみるだけでもいい。五感を最大限に使っているだけで、自然と想像力も高まるよ。
知識を得るだけでは海を守れない。海と触れ合ってたくさんの体験をすることで、そこから海や自然を大切しようとする気持ちを育むこともできるはずだよ。
2024.01.01
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海と作る街づくり
ヒトという生き物は集団で暮らすことが好きだよね。親族が集まって社会を作り、何世代にもわたって定住する。じゃあいったい、どんなところにそういった「集団生活の場」が作られているのかな? 地球には山もあれば谷にもあり、寒いところ、暑いところ、森もあれば砂漠もある。ひとつの場所を選んで定住する集団もいれば、遊牧を常とする集団もいる。といった具合に、住む場所として選ぶ地形や環境はいろいろあるけれど、中でもいつも人気なのが「海のそば」なんだ。
海のそばというのは、ヒトが集団で暮らすにはとても便利な環境なんだね。なんといってもまず食料が豊富。海には魚や貝や海藻など、食べられるものがたくさんある。日本というのは周囲すべてを海に囲まれた島国だから、あらゆるところに「海のそば」があるし、船を作って操ることができれば、自分たちが食べる分の漁をするだけでなく、遠く離れた場所をつないでお互いにほしいものを運び合うこと(交易)もできるよ。
2024.01.01
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海がもたらす恐れ
海は人間の生活に欠かせないものであると同時に、人間にとって恐れられているものでもあるかもしれない。大きな津波は時に人間の命をうばい、彼らの生活を一変させてしまうからだろう。人間はこれまでに何度も「海洋災害」に悩まされ、その度に対応策を考えてきた。そして立ち向かうための仕組みや技術を生み出してきた。
自然の力を前にすると人間は無力に思えるかもしれない。それでも、海洋災害にあっても、恐れを感じながらも、海の近くにくらす人たちがいることも、忘れてはいけない。人間と海が共に生きるとは、どういうことなのだろう。海に対する恐れの感情は誰しもが感じるものなのだろうか? 海がもたらす恐れを最小限に抑えるための「防災」についても学ばないといけないね。
2024.01.01