【海に向かうコラム】黒潮にのまれた30時間ーヨット乗船レポート
海はひとつだけど、人の数だけ海の姿やイメージは多様に広がっていく。「海に向かうコラム」では、人それぞれの海にのびる矢印をみつめていきます。
今回は、海に関心を持ちながら歌い手、さらには通訳としても活動する後藤杏奈さんが2週間のヨット航海をレポート。陸から見るヨットはどこかのんびりしているように見えますが、ヨットに乗っている人たちはどのような時間を過ごしているのでしょうか?海の風を感じるさわやかな生活や、ハラハラする出来事まで、海の上ではさまざまな物語がありました。
2024.07.16
オポポフレンズvol.8ールカ・ヴィンセントさんと海への好奇心
海や、海にまつわるものが大好きなオポポのともだち、通称"オポポフレンズ"。ここでは、そんな僕の仲間を紹介するよ。今回は、海をテーマにした映像制作や研究を行っているルカ・ヴィンセントさんにインタビュー。幼い頃から抱いていた海への好奇心や情熱はどのように育まれていったのだろう?ルカさんが撮影した生き物たちの写真を楽しみながらみていこう。
2024.06.04
海と作る街づくり
ヒトという生き物は集団で暮らすことが好きだよね。親族が集まって社会を作り、何世代にもわたって定住する。じゃあいったい、どんなところにそういった「集団生活の場」が作られているのかな? 地球には山もあれば谷にもあり、寒いところ、暑いところ、森もあれば砂漠もある。ひとつの場所を選んで定住する集団もいれば、遊牧を常とする集団もいる。といった具合に、住む場所として選ぶ地形や環境はいろいろあるけれど、中でもいつも人気なのが「海のそば」なんだ。
海のそばというのは、ヒトが集団で暮らすにはとても便利な環境なんだね。なんといってもまず食料が豊富。海には魚や貝や海藻など、食べられるものがたくさんある。日本というのは周囲すべてを海に囲まれた島国だから、あらゆるところに「海のそば」があるし、船を作って操ることができれば、自分たちが食べる分の漁をするだけでなく、遠く離れた場所をつないでお互いにほしいものを運び合うこと(交易)もできるよ。
2024.01.01
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