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実践レポート

2024.02.12

未来を自分の手の中にー「第13回海洋教育こどもサミットinひろの」レポート

  • #温暖化

  • #海の汚れ

  • #海洋教育

「第13回海洋教育こどもサミットinひろの」が2023年11月22日に開催されました。東北の計30校の小学生・中学生・高校生たちがオンライン上に集い、「海と生きる」未来を実現するために、それぞれが海について調べたり、考えたりしたことを発表し合う時間を持ちました。海との関わりをきっかけにしながら、自分たちのこれからに向き合ったその様子をレポートします。

|目次|

  • 「海洋教育こどもサミットinひろの」が目指すもの
  • 小さい一歩だとしてもー実践発表・学び合い
  • 一人ではできなくても、協力すればできることがあるー学びの深め合い
  • 海の思い出作りが問題の解決へとつながる

「海洋教育こどもサミットinひろの」が目指すもの

みなさんにとって海はどんな場所ですか?

海を眺めているとなんだか癒されたり、潜ってみるとたくさんの魚が泳いでいるキラキラした世界が広がっていて、楽しい場所だと感じでいる人はいるでしょうか。もしくは海で泳ぐのが怖かったり、ベタベタするのがイヤで、行ったことがない人もいるかもしれません。

実は海は、誰にとっても大切な場所で、人間が地球で暮らしていくためにも欠かせない場所です。しかし、今、世界中の海でたくさんの問題が起きてしまっています。海がもたらす災害によって苦しい思いをしている人たちもたくさんいます。

どうすれば海と上手に関わりを持つことができるのでしょうか。そのことを子供たちが主体となって考え、話し合い、これからの未来を描くために「海洋教育こどもサミット」が開かれました。

小さい一歩だとしてもー実践発表・学び合い

実践発表・学び合いは、各学校が10分間発表を行い、それを聞いた学校の児童生徒が質問や感想を寄せ合う形で進められました。例えば、以下のような内容が発表されていました。

 

・漂着ごみ(海岸に打ち上げられたごみ)がある環境の土を調べたところ、プラスチックが混入した土なのに、生き物が生息していることがわかった。しかしそのプラスチックが生き物に対してどのような影響を及ぼすのかについてはわかっていない。

 

・台湾は「リサイクル先進国」と呼ばれているので調べてみた。ごみ袋が有料なので、市民がリサイクルできるものはなるべくリサイクルに回す仕組みや、街のあらゆる場所に無料の飲水機があるのでマイボトルを持つ人が多いなど、街全体でリサイクルしやすい取り組みがされていた。

 

・宮城県はホヤの生産・消費量が多く大切な食べ物だが、むき身よりも殻が多く、その大量の殻を捨てるのに高い費用がかかってしまう。そこタンパク質を多く含んだ殻を利用するための研究を行なっている。

 

・海洋プラスチックを食べている魚を人間が食べることで、1年でプラスチックをヘルメット1個分食べていることと同じということがわかり驚いた。

 

何人かの児童生徒が話していて印象的だったのは「小さいことかもしれないけど……」という言葉です。たとえ自分では「小さい」ことだと感じていても、大きなことを成し遂げるためにこそ、小さな一歩が重要だと感じました。海のことを学び、それらを誰かに伝える準備を行ったり、実際に伝えていく過程で、考える力がさらに深められていた様子でした。

一人ではできなくても、協力すればできることがあるー学びの深め合い

学びの深め合いの時間のテーマは、「『海と生きる』未来の実現のため、できることは何だろう」。指定のフリップにそれぞれが考えた答えが紹介されました。

 

・海だけではなく、山と川を綺麗にする取り組みを行う

・自然の良さを伝え、より良い街づくりを図る

・ごみに対する意識を高めるために、まずは現状を知ることからはじめる

・街にごみが落ちていたら、無視せずに拾う

・幼生の魚介類を捕りすぎず、乱獲を防いでいく

・地球温暖化がこれ以上悪化しないように排気ガスの排出を抑える行動をする

 

アイディアの中には、もちろん子供たちが現段階では具体的に行動しきれないものも多くありました。でも、その過程において、自分にできることは何かとについて考えを深める時間になっています。一人ではできなくても協力すればできることがある。今はできなくても、やり続ければできるようになることもある。自分に何ができて、何ができないのか、どうすればできるようになるのかを考える時間になりました。

海の思い出作りが問題の解決へとつながる

他方で、筆者が気にかかったのは、問題点ばかりがあがることでした。どうしても問題にばかり目が向いてしまう現状があるのかもしれません。

海でどんな問題が起きているのか知っておくことはもちろん必要です。しかし、問題に向き合っていこうとする原動力の根本には何があるのでしょう。それは、きっと、魅力あふれる海で遊んだり、押しては寄せる波を眺めたり、海とのたくさんの思い出ではないでしょうか。自分の中にある海とのつながりこそが、その原動力になるのだと思います。だからこそ、海の楽しさや怖さを含めて、海とつながる体験をしてほしいなと思いました。大人も一緒になって海で遊び、海と交流する機会をもっとたくさん持つことが大切かもしれません。ぜひ、周りの大人や友達を誘って海に行ってみてくださいね。

オポポタグどの海を知る?

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