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モデル授業案

2024.01.19

「2050年天気予報」から考える気候変動への取り組み

  • #温暖化

  • #生物多様性

  • #海の汚れ

深刻化し続けている気候変動への取り組みは未だ十分ではありません。温室効果ガス削減のために社会で取り組もうと呼びかけられている政策や方法をひとりひとりが実践するためにはどうすればいいのかを考えていきます。

<本プログラムについて>

中学1〜3年生 / 総合的な学習の時間 / 計1コマ

 

【気候変動への関心】

デンマーク・コペンハーゲン大学が2023年7月25日英科学ネイチャーに発表した研究によると、このまま温室効果ガスの排出が世界で続けば、大西洋の海水が表層で北上し、深層で南下する南北循環が早ければ2025年に停止する可能性があります。日本でも熱中症アラートが発表されることが珍しくないほど、この異常な暑さを人々が肌で感じていることでしょう。この循環が停止されると更なる異常気象や海面上昇が起こりうるなど、世界中で大きな影響が出ることが予想されています。一刻も早く温室効果ガスの削減を行うことが求められていますが、日本ではこの現状に対して未だ関心が十分ではありません。内閣府が令和2年度に行った世論調査によると、地球環境問題に関心があるか、との問いに「関心がある」と答えた人が88%、「関心がない」と答えた人が9.3%という結果になりました。この結果は一見高いように見えますが、年齢別にみると「関心がある」と答えた人の割合は60代、70代が圧倒的に高くなっています。地球環境問題の大きな影響を受けるのは子どもたちですが、直接的に大きな原因を作っているとは限らない子どもたちが、そもそもこの問題について考える必要があるのか、子どもたち自身が考えます。このプログラムでは、小学生までにすでに学習している「気候変動」について改めて学び、温室効果ガス削減のために社会が取り組もうとしている政策や呼びかけについて知ります。その上で、現実的にそれらを取り組もうとするときに生じる葛藤について共有します。そこから子どもたちはどんなことを感じるのでしょうか。

 

■教材について

2050年の天気予報:https://www.unic.or.jp/news_press/info/9870/

どんな未来が待ち構えているのかを知るために、国連の世界気象機関(WMO)は、テレビで活躍する世界各国の気象キャスターたちを迎え、「2050年の天気予報」ビデオを公開した。

 

■学年:中学校1年, 2年, 3年

■関連:総合的な学習の時間

「探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための素質・能力を育成する」に対応するプログラムである。

■目標

<知識及び技能>

気候変動の現状と、削減方法について理解する

 

<思考力,判断力,表現力>

温室効果ガス削減に向けた取り組みに対する葛藤について考え表現する

 

<学びに向かう力,人間性>

これからどのように気候変動の問題に向き合っていくのか自分なりに考えていこうとする

 

指導内容

ねらい:気候変動の現状について理解し、温室効果ガス削減方法について学びその現実的な実践について考え共有する

 

【導入】

○(海の写真を見せながら)海ってどんな役割がある?海って何?

ー海は二酸化炭素を吸収している(☞たくさんの役割の中からここを強調する)

ー海に二酸化炭素が蓄積されると海洋酸性化が進む

 

【展開】

○2050年の天気予報を見てみよう(WMOの動画を視聴する)

ーどんな状態か、どんなことがわかったか、メモしてみよう

ー◎海洋は吸収能力を超えているため、二酸化炭素の排出が進む一方にある

 

○動画では何をすることが求められていると言われていた?

ー“温室効果ガス”の排出を削減することが求められている

 

・温室効果ガスは、私たちが何をしたら排出されるのだろう?これまでに習ったことや聞いたことを思い出して考えてみよう

ー化石燃料やプラスチックなどを燃やすとき、電気を作るとき

ー商品を製造するとき、ゴミを処分するとき

ー車や電車、飛行機などでどこかに移動するとき

ーさらに…二酸化炭素を吸収する森林も世界的に減少している

ー部屋の室温を温めすぎず、冷やしすぎず(COOL CHOICEの選択が掲げられている)

 

・私たちには何ができると言われているのだろう?これまでに習ったことや聞いたことを思い出して考えてみよう

ー省エネに取り組む(節電・節水)

ーマイバックを持参してプラスチックごみを減らす

ーできるだけ移動手段は車ではなく、公共交通機関を利用する

 

・これらの行動をすることでどれくらい温室効果ガスを削減することができるのだろう?

ーこれらの行動をすることが促されているけど、私たちが属する集団のどれくらいの人が本気で取り組んでいたのだろう?

→一人一人の行動には個人差が出てしまう

→個人の力に任せてしまうことでいいのだろうか?

 

○一人一人の小さな行いはとても大切。でもその行いだけではまだまだ不十分。世界の温室効果ガス削減に対する目標数には到底足りていない。

ー会社も家庭も両方協力する必要がある

ー日本や地域での取り組みにはどんなものがあるだろう?どれくらい周知されている?

ー日本では、2030年には温室効果ガス排出量を2013年比で46%削減、2050年に完全なカーボンニュートラルを実現することを目標に定めている

ーレジ袋有料化制度

ー電気自動車やハイブリッドカー、太陽光パネルなどに助成金が支払われる

 

○日本の取り組みに対して自分はどれくらい協力している?そしてその取り組みをどうして知っているんだろうorまたはどうして知らないのだろう?

ー知らない人が多いのなら、どうして知らないのだろう?

 

○どんな仕組みや法律があれば温室効果ガスを大幅に削減できるだろう?考えてみよう

設定:日本全体での仕組み(レジ袋有料化など)

家庭でできる仕組み(無駄なものを増やさない)

学校でできる仕組み(団体でエコ運動を行うことで告知や情報となり、大人数でやることで作業効率が上がる)

 

○それを実施する上での課題や難しさはどこにある?考えてみよう

 

【終末】

○気候変動の問題について考える時にぶつかる葛藤について共有してみよう

ー1人で取り組んでも意味がないのではないか

ー自分も排出したかもしれないけど、これまでたくさんの大人たちが二酸化炭素を排出してきている、なぜ自分たちがこの問題に取り組まないといけないのか

ー人任せになってしまう

 

○これらのありのままの思考を共有した上で、それでも何か行動はしなければいけない、それを継続するためにはどうしたらいいのか考えてみよう

 

(探究活動)

・各国の温室効果ガス削減の取り組み

・世界規模での温室効果ガス削減の目標

・日本企業で積極的に温室効果ガス削減に取り組んでいるところ

 

呼びかけの例:

環境省 COOL CHOICE https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/about/action_required.html

外務省 SDGs https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

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